アメリカ経済の悪化
アメリカの製造業についていえば、労働者1人1時間あたりの生産額は、アメリカでは1967~73年にかけて2・9%の伸びでした。
しかし、1973~79年には1・3%に低下、1980年には逆に減少となりました。
これを主要国と比較してみると、日本は1967~73年には年平均10・4%であり、その後1973~79年には低下したとはいえ、なお年平均4・2%を保っています。
同様にフランスでも、この間に6・1%から4・9%に低下したにとどまりました。
他方西ドイツでは、生産性はほとんど低下せず、いずれの期間も5%以上の線を維持しました。
・・・以上であげたようなアメリカ経済の悪化が最もよく現れたのは、その世界における経済的地位の低下でした。
そのことはアメリカの工業製品の輸出や、国内市場のシェアにおいて示されましたが、これらは最終的には国際収支の悪化それも貿易収支の赤字につながりました。