面白い映画はプロジェクターで観よう!
いやー。
プロジェクター レンタルって便利ですね。
早速、久々に『その男、凶暴につき』を観ました。
これは北野武が監督業に初進出し、演出力を高く評価された作品。
特にクールな暴力描写が際立っています。
・・・とは言え、当初は深作欣二監督で進められていた「人気スター・ビートたけし主演のやさぐれ刑事映画」という、ごく当たり前の娯楽路線の企画を北野が引き継いだ形だったので、北野作品の本格的なスタートとは考えられていません。
役者の世界では、いまだにプロ同士が技術をホメ合う、技術偏重主義があるあたり、まだ音楽や美術の世界と比べて意識的に遅れていると思いますね。
ある程度の域を出た場合、表現というモノに技術などはあまり意味はありません。
要するに、上手いか下手かなど、どーでもいいのです。
重要なのは、いいか悪いかなのです。
では、いい役者とはどういった役者か?
それは、いい歌手=歌の上手な歌手ではないように、テイストの問題なのです。
いい男優とはザックリ分けると、カッコイイ、渋い、濃い、怖いの四つに絞られると思いますが4番目の「怖い」系は歴史的にも稀有なタイプです。
そして、現在、日本で一番怖い俳優といえば白竜でしょう。
白のサマー・セーターを素肌に着て、さわやかにも病的にも、イラン人にも見えずにひたすらに恐怖感を伝える腰骨の怖さは逸品・・・。
人を殺さなければ自分が死んでしまいそうな体温。
無表情の中にある世界の鬼大博覧会。
アジアのクリストファー・ウォーケンこと白竜です。