湘南を観察・・・さねかずら2
大粒の小豆に相当する赤い実は、割ってみると、腎臓形をした黄褐色の種子が二つずつ入っている。
中央のアンコにあたる柔らかい部分は花托で、花のつけねが脹らんだものである。
厚手で革質の葉は、裏が赤紫を帯びている。
冬には、この赤紫が濃くなるから、遠くからでも判別できるようになる。
別名のビナンカズラ(美男葛)は、茎の粘液を整髪に用いると、美男になれたからだと言う。
実験したくても、なぜか今の私にはできない。
くやしい限りである。
湘南地方のこの仲間は、平地から中山帯にかけてよく見かけるサネカズラの他に、山地で稀に見られるマツブサがある。
モクレン科だが、この仲間をマツブサ科として分ける説もある。