湘南を観察・・・かぐやひめきくいぞうむし2
物語のカグヤヒメは、太い竹の節間にいたようだが、虫のカグヤヒメは、これから伸びようとする竹の子の中にいる。
もちろんこの虫に内部を食害されるので、この竹の子は生長が止まり、枯れてしまう。
冬にこの枯れた竹の子を探し、割ってみるとカグヤヒメキクイゾウムシが見つかるのである。
長い名前のように、体も長く棒状で六ミリちょっとある。
全体につやがあって赤褐色をしているので、見のがすことはない。
ぜひ近くの竹藪で、この長い名のゾウムシを探してみてほしい。
同時に小形のチビカグヤヒメキクイゾウムシも見つかるだろう。
湘南地方には、キクイゾウムシの仲間は一〇種近く記録されていて、多くの種は枯れた松の皮下で発見される。
この仲間は分類が遅れているため、この地方でも将来二〇種近くの追加が見込まれている。